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まじめ(?)な出産記録についてはウラのブログに譲ることとして。
なぜ今回の出産がヘタレだったか。。。 それは私が極端に痛みに弱いことと、過去にカイシャの健康管理センタから「うつ予備軍」と指摘されたことからもわかるとおり精神的にも強くないことに起因するわけで。 しかも、皮膚が乾燥している人っていうのは痛みにとても敏感らしい。すでに書いたとおり妊娠性痒疹というちょっとだけ厄介な疾患を抱え出産に臨んだわけで、助産師さんが驚くほど全身乾燥しまくりな肌を持った身には更に過酷だった、というわけです。 世の中の女性は「痛みなんて忘れちゃった」とかいって次の出産に挑んだり、ツワモノなら「産んだ瞬間子供を見て感動して痛みなんて吹っ飛んだ」と言いますが、産後1週間以上経ってもそんな感情にはなれませぬ。多分一生無理だと思う。 ■痛みについて 母子手帳に記載された分娩所要時間(陣痛開始時間(自己申告)~胎盤が出るまで)17時間36分。しかし実際に苦しむほどの激痛に耐えたのは最後の5時間程度。初産ということも考慮すると世間的には「安産」に分類されるらしいけど、「安」という言葉を使うのは間違っていると思う。私にとっては地獄の時間でしかなかったし、これ以上の長時間体力が維持できる自信もなかった・・・ 痛みがどのくらいなものかなんて表現できません。ただ1ヶ月早く出産した後輩ちゃんが「死を覚悟した」と言っていたけど、その気持ちがよくわかった。痛みに苦しみながらも、たとえば溺死や圧死する直前の苦しみってこの陣痛の苦しみとどう違うんだろうなんて考えている自分がいたりして。 あと、叫んだり暴力を振るったりしたら痛みが緩和されると信じて、実際に絶叫したり壁やいすなどを蹴ったり叩いたりしたけど、そういう行動をとればとるほど体力が無駄に消耗されるし痛みは増すものだということを知りました。というわけで、そういう行動をやめて痛みを逃すこと、つまり冷静になってながーく息を吐くことに集中したいと思ったものの、パニックを起こしてしまいなかなか集中できず。ここでパニックさえなければ、もっと安産だったらしい。 ■パニック症状について 本格的な陣痛に苦しみ始めてからしばらくしても、助産師さんからは「まだ3合目くらいしか上ってないのよー」と宣告されて絶望。 子宮口が全開大になっても、赤ちゃんが降りてこず、「あと3~4時間はかかるかな」といわれて更に激しく絶望。 「もうこんなに痛いのに、まだこれ以上痛くなるのー?」 「そんなの絶対無理。切ってもいいからさっさと出してー」 「あと何時間で終わるの?」 「もうやめる、もうこんなのいやだからやめる」 等々、言っても仕方ないことをずーーーーっとのたまっていたものの、さすが助産師さん、 「そうねー、子宮口が全開になるまではもっと痛くなるわねー」 「無理っていっても、あなたが産むまではもう誰も何もしてあげられないの」 「産めば終わるわよー」 「いやっていっても、もう始まっちゃったから、がんばるしかないのよー」 って感じでかるーくかわしてくれる。さすが日々出産を介助しているだけあって、余裕綽綽。ていうか助産師さんが冷静でいないと全員パニックになっちゃうから当然なんだろうけど。しかし「終わらせてくれない」ことに激しく絶望感を感じていたわたくしはどうしても冷静になれず、痛みが襲ってくるたびにそして終わりが見えない状況にたまらなくなり、泣きたくても泣けないほど叫んで暴れた挙句の果てに過換気症状(息の吸いすぎ)を起こし、腕や頭に激しいしびれにまで苦しむ羽目に。陣痛を耐えるにはながーく息を吐く必要があるのだけど、痛みで息を吐けないだけでなく必要以上に息を吸い込んでしまったらしい。となると更なる痛みへ向かってまっしぐらの悪循環となるわけで、タオルを口にあてて必要以上に息を吸えなくなるようにされ、なんとかパニック状態から回復させられたわけです。 といっても、もう精神状態が普通ではなくなってしまい、タオルを口に当てることも、息を吸いすぎないことも、しっかり息を吐くことも、すべて忘れてまた喚き暴れようとする私に対し、「タオル口にあててー、ゆっくり息を吐いてー、」と何時間も辛抱強く私をたしなめて(?)くれたオットはえらいです。えらすぎです。 ■赤ちゃんに対する感情について そんな感じで私の出産は精神的なショックが大きく伴うものでした。無事に赤ちゃんが娩出されたときも、赤ちゃんに会えた感動は正直ほとんどなく(その代わり一仕事終えた達成感はものすごくあったけど)、その後数日間、出産した日の夜は特に「こんなに痛い思いをした原因である赤ちゃんをかわいがれるのだろうか」と悩み深夜の病室でひとりウツっぽくなっていました。 が、退院して家に帰ってきたことで心身ともにほっとしたのか、徐々にウツっぽい気持ちからは解放され、すやすや眠る赤ちゃんを眺め素直にかわいいと思えるようになってきました。 今でも生まれたとたんに「わが子は格別にかわいい♪」って言う人がすごいと思う。まあ、これを読んで「すぐかわいいって思えないpinkのほうが不思議」って思う人もいるだろうけど、これが私の素直な気持ち。でも、ウツっぽかったときに無理して「かわいがらなきゃ」と思いこむようにしていたら余計自分を追い詰めてしまっていたと思われるので、入院期間中に気の向くままにしておいてよかったと思う。 その点、入院した病院は母子同室にするか別室にするか、自由気ままに選べ、同室にしてみて疲れたり言葉は悪いけど嫌になったらその時点でいつでも自由に預けることもできる仕組みだったことが、自分にプレッシャーを与えずに済んで結果的にとても救われました。 ■実際の育児 そこそこぐずりますが、よく寝る子。退院してきた日の夜はなんと8時間も連続して寝てくれて、病院の固いベッドが合わず疲れていた私を癒してくれました。その後もとにかく連続して寝てくれているので、寝てくれている限りは多分これからの長い子育て期の中で一番ラクかもしれない・・・とまで思い始めた今日この頃。 泣いている理由なんてわかるわけないじゃんか、と割り切って、悩まないで楽しく育児ができることを願ってます。 ■褒められて伸びる 育児でもよく赤ちゃんを褒めてあげましょうって言うけど、私の出産でも同じことが言えたかな。パニックをなんとか自制してうまく呼吸ができたら褒められて、うまくいきむことができたら褒められて。褒められれば褒められるほど、また「同じようにうまく乗り切ろう」と自分を励ましていたし、その結果またうまくできて更に褒められるとまた更にがんばろうと思えた。 助産師さんにも最後に「痛みに弱そうだし実際に弱かったけど、最後は強かったね」と褒めていただけたし。 これから育児するにあたっても、何かと褒めてあげよう、と強く思ったのでした。 ■
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by pink_teddy
| 2008-03-15 12:18
| Baby2008
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